AED(心臓救命装置)は、公園管理事務所に設置しています。
ご入園された方で、ご要望やご意見がある方は、下記アドレスに玉丘史跡公園の件とタイトルを入れ、メールにてご連絡ください。
info3@kk-seikosya.co.jp
info3@kk-seikosya.co.jp
播磨国風土記に、前方後円墳である玉丘古墳のいわれとして根日女伝説が記されています。それは、根日女と二人の皇子との出会いから始まった、美しくも悲しい恋の物語。後に23代顕宗天皇と24代仁賢天皇に即位する事となる、意奚(おけ)、袁奚(をけ)の兄弟であるニ皇子が、皇位継承争いで父を殺害されて都から逃れ、播磨の国に名前を変え身分を隠し、密やかに移り住んでいた時、根日女と出会いました。根日女は、播磨国賀毛の里を治める国造許麻(くにのみやつここま)の娘で、神秘的な美しさと巫女としての不思議な力を持っていたと言われています。たちまち兄弟2人共々の心に、根日女に対する恋が芽生え愛として育まれいてきますが、仲がよかった兄弟は互いに譲り合ってしまい、どちらとも結婚しないままでした。やがて、二皇子は都に帰る事となり、根日女への愛を心の支えに、大和を平定し帝につきました。しかし、二人の安否を気遣う心労から病の床に伏していた根日女は、ここ播磨の地で息を引き取ってしまうのです。それを知った天皇と皇子は嘆き悲しみ、根日女のために賀毛の里に墓を築き手厚く葬りました。当時、表面を美しい玉石でおおわれたその墓は、今も玉丘古墳として残っています。